【パニック障害の解決事例】苦手な車の運転が、意識せず乗れました!

こんにちは!
リトリーブサイコセラピー®でお悩みや心の問題の根本解決をサポートする
心理セラピスト@札幌の白鳥大介です!

早速ですが、今日はパニック障害のクライアントさんの解決事例を紹介しますね。

パニック障害とは何ぞや?

なじみがない方はパニック障害って何ぞや?という感じかもしれませんが、意外と悩んでいる人が多い精神疾患です。
特に札幌は多い印象。
知り合いがパニック障害だとか、僕が心理セラピストだという話をすると、実は私パニックなんですということもよくあります。

パニック障害を簡単に説明しますと、満員電車や車の中、特定の場所場面などで、動悸、胸の痛み、呼吸困難、震え、発汗、吐き気、めまい、非現実感、自分を制御できないような衝動的な感覚に襲われパニックを起こすというものです。

またパニックを起こすんじゃないかという予期不安や恐怖から乗り物に乗ったりや外出が容易にできなくなり、行動が制限されてしまうんです。

こんな症状を引き起こしてしまうのは、どんな心の背景があるのでしょうか。

パニック障害にもやっぱり○○○○があるからなかなか手放せない

実はパニック障害をはじめ、精神疾患には理的なメリット<2次利得>があります。

えー!?パニック障害にメリットなんてあるわけない!!
こんなの無いほうがいいに決まっていると思った方。
もちろんそう感じるのもよくわかります( ̄▽ ̄)。
このメリットって無意識に感じているものなので、自分では気づきにくいんですよね。

ただ、パニック障害って不安や恐怖といった感情が溢れ出ている状態。
そして、不安や恐怖というのは危険や回避するための大事な感情です。
それがパニックを起こすほどに過剰反応しているということは、何か守っているものがあるんです。
そこに気づくことが解決の第一歩です。

パニック障害にまつわる心の話やメリット、解決方法を詳しく知りたいという方はコラムにまとめていますので是非読んでみて下さいね。

パニック障害で処方された薬が効かない人が薬に頼らずパニック障害を克服する方法

実際パニック障害を手放すことができた方の声

ここでパニック障害を克服したくてセッションを受けて下さったクライアントさんからご感想を頂きましたので紹介しますね。

匿名希望さまより

●どのようなお悩み・目的をお持ちで、セッションを受けましたか?
パニック障害に長年かかっていて
生活や行動範囲が狭まり、そういったものから抜け出す為に。

●その悩み・目的はどの程度解消・達成されましたか?
まだセッションから3日目ですが、
セッション終了時点で、
苦手なシチュエーションを思い浮かべても身体がそこまで反応せず、
翌日も苦手な車の運転が、意識せず乗れました。

●セッションで学んだことの中で、今後役に立ちそうだなと感じたことは何ですか?
自分以外は敵だ、他人は自分を厳しい目で見てる。
と思っていた部分を改めて気付かされたけど、
そんなわけじゃなく、
他人はただの他人というだけで、
厳しいか優しいかは、話てみないとわからないから、
気にしなくていいのでは。と思いました。
他人はいつも自分を否定的な目で見てると思っていたことから解放されました。
いい意味で他人の目を気にしなくていいなと。

●セッションを受けようか迷われている方がいたら、どんなメッセージを送りますか?
カウンセリングやセラピーなど長年様々なものを受けてきましたが、こういった形のセッションは初めてで心身共にすごい衝撃を受け、いい意味で頭が真っ白、体がスッと軽くなりました。
体に症状がでてる方には特に向いていると思います。

はい!素敵なご感想ありがとうございました!
ぜひ車でのドライブなどを楽しんで、これから素敵な人生を楽しんでほしいと思います!!

妄想と現実の区別がつかなくなっていませんか?

このクライアントさんの恐怖は
人の目が怖い
他人から自分がどう見られているのかを感じるのが怖い
というものでした。
パニック障害を持つ多くの人が持っている恐怖です。

そしてさかのぼれば、その恐怖の根源は
親の目が怖い、親からどう見られるのかが怖い
自分のダメなところを見られたら、否定される
見捨てられて生きていけなくなる
という感覚に行き着きました。

失敗したりダメな自分や弱い自分を見せることができないような家庭環境にあると、こういう恐怖を持ってしまうことが多いんです。

だからパニック障害を克服して人の目に触れるところに行ってしまったら
ダメな自分弱い自分を見られるんじゃないかと
人にどう思われるか、ジャッジされるようなさらに深い恐怖を感じてしまうわけです。
それをパニックを起こすことで回避することができていたんですね。

小さい頃からそんな不安に晒されていると
実際そんなこと起こるかどうかなんてわからないのに
こうなるんじゃないか
こんなことが起こるんじゃないか
と不安が膨らみ、妄想と現実の区別がつかなくなってきます。

もちろん本人は無意識・無自覚です。
でも、妄想して臨戦態勢でいれば、
不安でいつも構えていれば、不意打ちに合わない。

パニック障害はそうやって今でも自分の心を守ってくれているんです。
でも、その不安や妄想、恐怖、まだ必要ですか?

解決するためには

解決するためにはしっかりメリットに気づき、その根源である小さい頃の恐怖やトラウマをしっかり癒すこと。

そして、妄想と現実をしっかり自分で見極め、
妄想の世界から抜ける!
メリットを手放す!
どんな自分の感情も受け入れる!
と決意すること。

「安心してももう大丈夫なんだ」という感覚を身体に腑に落として、心に育てていくことが大事です。

パニックだけではなく、
うつ・摂食障害・依存症などにも必ず心理的なメリットが存在します。
そのメリットを明らかにし、それを手放してしまったとしても自分が解決したいのかと葛藤すること。
それがあらゆる精神病理の解決の第一歩かと思います。

恐怖を感じないようにするのではなく
恐怖を受け入れること。
そして怖さを感じたとしても、勇気を出して一歩踏み出してみたら
怖いことばかりじゃなくて
素敵なことだっていっぱいあるんですよ(#^.^#)。

パニック障害で行動を制限されて悩んでいる方。
うつ、摂食障害、依存症などから抜け出したい方。
きっと力になれると思います。

メリットなんてわからない!
解決したいけどどうしていいかわからない!という方。
まずは協会のカウンセリングなどでプロに話を聞いてもらってメリットを明らかにしてみることがオススメです。

また、パニック障害の方向けの無料のメール講座や札幌でのイベントもありますので是非チェックしてみて下さいね。

最後まで読んで頂きありがとうございました!
ではまた!

ABOUTこの記事をかいた人

対人恐怖、自己否定など心の問題や悩みの根本解決をサポートする心理カウンセラー・心理セラピスト 札幌を拠点に全国で活動中。 生き辛さやしんどさの根本原因を見つけて、心の安心と本来の自信に満ち溢れた自由で幸せな人生を取り戻すサポートをしている。