「人が怖いのは性格のせいじゃない」──対人恐怖の根本原因に気づける本3冊

こんにちは!
対人恐怖、自己否定など心の問題や悩みの根本解決をサポートする
心理セラピストの白鳥大介です!

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「人が怖い」「本音を出せない」「いつも緊張してしまう」──
そんな対人恐怖に悩む方へ。今回は、その“原因”と向き合うために読んでほしい本を3冊ご紹介します。

対人恐怖の克服の第一歩はまず自分を振り返り、原因に気づくことです。
僕自身も対人恐怖に苦しんで克服した僕だからこそ、刺さる本だけを厳選しました。

どれも私自身やクライアントさんにとって深い気づきや癒しをもたらしてくれる本ばかりです。
特に1冊目は、私の心理療法の師匠・大鶴和江さんの新刊。ぜひこの機会に手に取っていただきたい一冊です。

1. 『人は“親の影響”が9割』大鶴和江 著

対人恐怖や人間関係の不安に悩む人の多くは、「自分の性格が悪いから」とか、「HSPだから仕方ない」と思い込んでいます。

けれど、実は「親との関係性」こそが、対人恐怖の根本的な原因になっているケースがとても多いのです。

この本には、

  • 対人恐怖に苦しんでいる…
  • 人付き合いが疲れる
  • 恋愛がうまくいかない
  • 上司に強く言えない
  • なぜか人から利用されやすい…

など、色んな悩みが親との関係とどうつながっているのか、実例を交えて詳しく書かれています。

そして、この本の良さは、そこで終わらないことです。

多くの本は、「原因は〇〇だった」と自己理解で終わってしまい、肝心の「じゃあどうすれば変われるの?」という問いに答えてくれません。でもこの本は、親が原因だからといって親のせいにするのではなく、“気づいたあとどうすれば心を癒し、関係性を変えていけるのか”までが、丁寧に書かれています。

親の影響を手放すためのワークもたくさん載っていて、実践的なんです。

しかも、そこから実際に変わっていった人のプロセスもリアルに紹介されていて、希望が持てる内容になっています。

「このままじゃイヤだ」「自分の人生を変えたい」──そう思っている人にこそ、この本は本当におすすめです。今まで「変われなかった」理由に気づくきっかけになるかもしれません。ぜひ読んでみてくださいね。

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2. 『愛着障害』岡田尊司 著

「どうして、人と距離が近づくと怖くなるのか」
「誰かと一緒にいても、どこか孤独感が消えない」

そんな方にぜひ読んでほしいのがこの一冊。

対人恐怖症の背景には、親とのあいだに健全な絆(愛着)を築けなかったという“愛着障害”が隠れていることがとても多いのです。

精神科医である岡田尊司さんが、この「愛着障害」について詳しく解説しています。

脳科学の話など、少し難しく感じる部分もありますが、読み飛ばしても大丈夫。大切なエッセンスはしっかり伝わってきます。

対人恐怖に悩む人にとっては、「これ、自分の説明書!?」と思うほど、生きづらさの背景が紐解かれていくはずです。

また、岡田さんの本は他にもたくさん出ていて勉強になるので、自分に合ったテーマの本を探すのもいいですね。

他にも『母という病』『父という病』といったシリーズもおすすめです。僕は読んでいてあまりに刺さりすぎて、泣きながら読んだことを覚えています(笑)。
特に「親子関係の重さに気づいてしまった人」にとっては、ザワザワ度★5の本です。

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3. 『子どもの脳を傷つける親たち』友田明美 著

本書は、脳科学の視点から「親の関わり方」が子どもの脳の発達や精神面にどんな影響を与えるのかを明らかにしています。

対人恐怖に悩む人の背景には、やはり“トラウマ”の影響が根強く残っていることが少なくありません。

トラウマというのは身体的な暴力だけでなく、

  • 無視された

  • 傷つく言葉を言われた

  • 必要な関心や共感が与えられなかった

一見すると“虐待”とは思われにくいこうした関わりも、子どもの脳にとっては深刻なストレスになります。

──こうした親の不適切な養育(マルトリートメント)が原因の「見えにくい心の傷」が、脳の発達にどのように影響を及ぼすのかが、豊富な研究データをもとに解説されています。

「自分には当てはまらない」と思って読み始めた人が、「あれ、私にも似たことがあったかも…」と気づくケースも多い本です。

なにより、「脳は回復できる」という希望が語られているのも、心強いポイントです。

トラウマについての理解が深まり、「自分の心と向き合っていこう」と前向きになれる一冊。
心のケアに本気で取り組みたい方にこそ、おすすめです。

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まとめ:本を通して「自分の本当の気持ち」に出会う

対人恐怖を克服するには、ただ「人と上手に話す」スキルを学ぶのではなく、
自分の心の奥にある不安や傷と、少しずつ向き合っていくことが大切です。

今回紹介した3冊は、どれもその手がかりになる本ばかり。
なかでも大鶴和江さんの『人は“親の影響”が9割』は、今まさに苦しんでいる方のための処方箋ともいえる一冊です。

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ABOUTこの記事をかいた人

対人恐怖、自己否定など心の問題や悩みの根本解決をサポートする心理カウンセラー・心理セラピスト 札幌を拠点に全国で活動中。 生き辛さやしんどさの根本原因を見つけて、心の安心と本来の自信に満ち溢れた自由で幸せな人生を取り戻すサポートをしている。